2011年7月8日金曜日

レッドドルフィン号の車窓から Vol.26【勝鬨橋】

午後からピンチヒッターで取材に行くことになった。
東京ビックサイトで開催されている展示会の取材レポートだ。
それならば、と思って、午後から休みを取ることにした。
そして自転車で会場へと向かう。

新大橋通りを進み、築地本願寺の交差点を海側に向かい、晴海通りへ入る。
すると現れるのが「勝鬨橋」だ。


ご存じの取り、橋の両端部はアーチ橋となっており、中央部が上方に開く構造となっている。
上の写真でも美しいアーチが見て取れる。
1968年まで橋上を都電が通行していたらしい。
橋の途中で信号を発見。
橋を跳ね上げる際には、この信号が「赤」になったのだろう。
現存する数少ない可動橋ではあるが、すでに機械部への電力供給が終了しており、可動部もロックされ、跳開することはないそうだ。
流れる隅田川は、海が近いからなのか、かもめが飛び交っていた。

2011年7月6日水曜日

Last Modify -レッドドルフィン号 最後の改造

レッドドルフィン号は、クロスバイクである。
もとの自転車はこれ

http://www.job-cycles.com/ より
いまはこんな感じ。


これから、おそらく最後となるモデファイを行う。

改造点①ハンドル
現在のブルホーンを幅の小さなものへ変更する。
今つけているのもNITTOの製品だが、同じ会社のものを選んだ。
http://www16.ocn.ne.jp/~nitto210/ より
改造点②
このハンドルにブレーキレバーを設置する。
こんなレバーだ。
http://www.tektro.com/ より
このブレーキレバーを①のブルホーンの先にセットして、握りを変えずにスピード制御できるようにする。これでダウンヒルでもハンドルの先端を握れる。

改造点③
ホイールを軽量化する。
ALPINE Lightningだ。
こんな感じ。
http://image1.shopserve.jp/ より
以前も書いたが、現在のShimanoR500は、822g +1078g=1900g
対するニューホイール、ALPINE Lightningは、580+750g。=1330g
▲570gの軽量化は、レッドドルフィン号を更なる加速へ導いてくれるだろうか。

改造点④
スプロケットをワイドレンジにする。
http://ecx.images-amazon.com/ より
坂を登りきるために、現在の25Tから27Tのドライブトレインへ変更する。

これらの最後のModifyは吉とでるだろうか?

ドロップハンドル化すれば、ロードに近くなり、巡航性能や最高速も上がると思うけど、それでは色気がない。
重いと言われたR500を脱がなかったのはトレーニングのつもりだ。
クロスバイクで最速を目指し、
クロスバイクで、自転車乗りとして向上する。
それが赤イルカの目指す「ローディへの道」なのだ。

行け!レッドドルフィン号、もう坂の途中で足をつくことは許さない!

2011年7月5日火曜日

雨、もっと強く降り注いでくれ

今朝、天気予報を見なかった。
前日に見た予報では、降らないはずだった。

今日の18時ごろ、ちょっと暗くなってきた。
でも、片付けたい仕事を残していた。
18時30分、やぱり降りだした。
なんとか仕事が片付いた。

まだ降り始めだから、とりあえずスタート!

しかし5分後、雨は激しさを増した。
しかたなく、ビルの軒下を借りた。
そして、バックから取り出したのは100均で買ったレインコート。
着てみる。

着たとたん、「暑っ!!」
でも、バック濡らすのやだし、頑張れ、自分!
よし、バイクにまたがる。
ペダルを回すと、こりゃまた暑い!

そして10分後。
雨が止んだ。

また止まって、100円のコートを脱いだ。
どうせなら、もっと降ってくれ。
コートの肩が、もう破けていた。

2011年7月3日日曜日

嗚呼!物見山

梅雨に時期に、自転車で遠征の予定を組むのは、賭けごとに等しい。
雨が降って当たり前。降らなければ、その日が大吉である。

私のチームは、私がスーパーサイクリストと崇める自転車乗りたちがいる。
その一人の先生は、ロードレーサーへの造詣が深いばかりでなく、サイクルロードに詳しく、毛細血管のように広がる、その自転車道を先頭で走れる達人だ。
さらには、自転車のセッティングや、お勧めサプリメント、ついにはお土産を買う酒蔵まで紹介していただける。
我々塾生たちは、先生を尊敬し、その教えに従うのである。
まるで松下孫塾のように。時々、自転車を語る先生が、吉田松陰に見えてくる。

さて、松陰先生の「雨でも行くのじゃな(雨天決行)」との確認に、「参ります。」と返事をした。
天気図では、南西の高気圧の影響で雨雲が停滞する様子。
雨の覚悟は必至である。
松陰先生に案内を願い出たのは「物見山」である。
ヤビツでヘロヘロになった赤イルカ(自分)に、以前からご紹介いただいていたのだ。

朝5時に荒サイの「虹の広場」に集合。1名が寝坊して、3名でのスタートになった。
千住新橋から一路、物見山まで約60kmの行程だ。
板橋区を過ぎて、埼玉県に入る。
大宮カントリークラブを過ぎて、上尾あたりでコンビニ休憩。
そこでメールに気付いた。なんと遅れたメンバーが約1時間の遅れで追いかけるという。
さらに荒川を進み、比企自転車道路を先生にご案内いただく。
この間も雨が降らず、日差しもなく、気温も上がらずで、走りやすい天気だった。
とはいえ7月である、容赦なく体力を奪っていく。

そして10時ごろ、物見山の下のコンビニに到着。
5時間かかった計算だ。そして山登りの前に腹ごしらえ。
その時である。遅れたメンバーがホントに追いついたのだ。
「すごい!!」私には絶対ムリ、ホントムリ。
独りで走ってよく追いついたものだ。休憩を減らして急いだらしい。

そして物見山登頂開始。
こども動物自然公園からスタートして、大東文化大学横を通り過ぎる。
そして到着。なるほどなだらかな丘のような山だ。

まず軽いペースで山を1周した。
緩やかな下りコースがあり、その後畑道を通りながら、再び上りコース。
結局、この山を2周したが、左膝に違和感を感じていた。上りに差し掛かった時、ギアを軽くするとケイデンスが上がると同時に膝痛がはしる。
なれないビンディングのせいかと思いきや、先生に相談するとポジションが合っていないのではないかとのご意見だった。
サドルの高さや前後位置、ビンディングのセッティングなど、少しずつ変えながら確認、調整作業が必要のようだ。
というわけで、上りではまったくスピードにのれなかった。

再び物見山公園に戻ってみると、他のローディさん達もたくさん来ていた。
休憩していると白地にパープルのユニホームを着たチームが現れた。
見るからに上級者っぽい。
しかし私たちもサイクルプラスのチームユニホームを着ている。
「チームサイクルプラスこんな風にカッコよく見えているのかなぁ」と想像した。

その時、パープルのチームの1人が、ヘルメットを脱ぎながら言った。
「ねえ、あと5周行かない?」
女子ローディである。しかもちょっとカワイイ系ローディだ。
「まじぃ?しょうがねーなー、前走れよ」と他の男子パープルメンバー。
しょうがないなら、こっちが代わってやりたいくらいだ。

これだ。我がチームに足りないもの。
男汁(大汗)をポタポタたらしながら、はあはあぜいぜいとサイクルロードを進む。
気合だけでは、登れぬ坂も、女子ローディの前ではいいとこ見せたいのが男心というものだ。

ということで、帰りには榎本牧場へよった。
前にメンバーからきいた「きなこ」のソフトを注文した。
これはマジ旨だった。そうか女子ローディを案内するには、美味しいものを知らないとだめだ。
松陰先生に再び教えを請う日も近いだろう。


ロバもいた。名前は「ロバート」だ。
けっこう単純な名前だ。女子ローディは「カワイイ」もお好きだろう。
ここは重要ポイントだ。
ロバートは背中をなでられると喜ぶらしい。
でも噛みつかれるのは嫌だな。
でも・・・ロバートの背中は汚いな。なんだか触る気しないぞ。
サイクリンググローブしているけど嫌な感じだ。


ロバートに別れを告げて、榎本牧場を後にする。
美しいユリの写真をどうぞ。

そして予定の15時。もとの「虹の広場」まで帰ってくることができた。
松陰先生のお陰である。後姿の先生もどこかお疲れのご様子。
 吉田松陰先生、物見山のご紹介、ありがとうございました。
今度は独りでも行けるようになって練習したいと思います。
「走った後は、人間のメンテもありますが、自転車もしっかり洗車してメンテナンスしてやってくださいね。」
松陰先生は自転車への深い愛情があるのだ。

先生、教えに従って靴もキレイにしておきました。