2012年5月14日月曜日

登れるか?ロード4日目のボク

「Mt.富士ヒルクライム」http://www.fujihc.jp/index.shtmlは多くのサイクリストが参加し、あるいは勝利することを目標とする有名なヒルクライムレースだ。この大会に参加する選手から誘われて、同じコースの試走に同行させてもらうチャンスを得た。

朝5時に集合、レース参加する2名の選手を中心に6人が集まった。この日は風もなく、天気は最高。移動する車内からも美しい富士山が見える。
富士北麓公園に到着し、準備を整えると、まず計測開始地点である富士スカイラインの料金所まで移動。ここからスタートである。
この日でロードに乗るのは4日目である。筑波のレース以来乗っていなかったので、久しぶりのロードだ。そしてやはり、ヒルクライムは甘くなかった。序盤から息が上がり、サイコンから「心拍が高すぎます」のメッセージが連発する。わかってはいるが、まずは体を安定させ、落ち着きを取り戻さなくてはならない。ケイデンスを70程度にキープし、心拍が下がるのを待つ。斜度が3%程度となった地点でようやく安定した心拍となる。すでにチームメイトは遥か彼方へ見えなくなってしまった。ここから一人旅と決めたからには、絶対に登り切ってやる。その後10%近い斜度になり、徐々に膝の上あたりの筋肉に疲れが溜まってくる。たまらずダンシングして血流を促す。
しかしロードはありがたい。ダンシングしながらでもシフトアップ、シフトダウンが可能だ。これが以前のクロスバイク(レッドドルフィン号)では、一度シッティングしないと変速できないからだ。
その後も「もがき」は続き、ようやく5合目に着いたタイムは1時間48分だった。チームで一番早い選手が1時間19分と言っていたので、30分近くお待たせしてしまった。
しかし、何とか足をつかずに登るという最低限の目標は達成した。自分へのご褒美とばかりに、名物のメロンパンをいただいた。
さて、サイコンからデータをまとめると下記のとおりとなる。
  • 距離:48.09 km
  • カロリー:1,003 C
  • 平均スピード:19.2 km/h
  • 最高速:58.3 km/h
  • 高度上昇値:2,310 m
  • 平均心拍:153 bpm
  • 最高心拍:178 bpm
  • 平均バイクケイデンス:65 rpm
  • 平均気温:17.6 °C
最高心拍の178bpmは、年齢による最大心拍とだいたいイコールだった。最高上昇(獲得標高)はもちろん過去最高だ。
このヒルクライムを1時間30分で登るのが、ライダー達の第一クリア目標らしい。18分も縮める必要があるが、これにはかなり負荷のかかるトレーニングが必要だろう。一番速かったチームメイトが1時間30分を切れるように頑張れと励ましてくれた。・・・まずいその気になってしまうではないか。

帰りはメンバーが勧めてくれた、ほうとうでランチとなった。