5月、レッドドルフィン号に乗って1年が経った。
前回の記事で予告したとおり、初めて自転車のレース、「筑波8時間自転車耐久レース」に参戦した。
(写真は
サイクルプラス の提供です)
率直に感想を言おう。
「レッドドルフィン号、撃沈す」
ローディーの道は長く険しい。
まずローディさんの集団に入るのが至難の業だった。
筑波サーキットをご存じの方ならば直ぐに想像できると思うが、ピットを飛び出してスタートすると、まず軽い上り坂となっている。
そこをダンシングで抜け、カーブを曲がりながると、緩やかな下り坂となり、そこで40km/hまで一気に加速する、のだが・・・。
「シャ~~~!!」というタイヤが路面を捕える音が接近する。
『来たな!!』
一回目の走りでは着いていけなかったのだが、2回目はそうはさない・・・はずだった。
しかし、集団の最後尾についても、まったくついていけなかった。
集団はとにかく速い。うまく入り込めると40km/h以上の高速で走っていることがわかる。
しかし、それもつかの間でみるみる離されてしまうのだ。
ついには私よりも身体の小さい女性ローディにも抜かれてしまった。
コーナーで差を詰めて、抜き返すが、後ろに張り付かれているのがわかる。
「なにを~!」とペダルに力が入るが、直線で速いローディのトレインに入って抜き返されてしまった。
いったいこの集団に入るのには、これについていくのには、どうすればいいのか!?
単純にクロスバイクからロードに乗り換えるだけでは解決できないと思った。
レッドドルフィン号はクロスバイクとはいえ、正確にはフラットバーロードだ。
ロードの高速ライディングポジションには負けるが、まったくついていけないとは思わなかった。
大きな要素は「貧脚」だと思う
これまで荒サイで1人でいい気になって走っていたのが恥ずかしい。
脚ができていなければ、ロードに乗っても、たとえ高価なカーボンフレームでもだめだ。
でも収穫も大きかった。
大きな「ものさし」を得た。
自分がライダーとして、あるいはローディになるため足りないものが解った。
今回のレースが「ものさし」となり、どれぐらい足りないか実測することができた。
そして、仲間と苦しい戦いを分かち合い、同じチームジャージを着て走る喜びを知った。
チームジャージはパールイズミで13,000円。
チーム一体感、プライスレス!
今回いっしょに参加したメンバーのみなさんに感謝するとともに、このうような機会をまとめてくれたサイクルプラスに感謝したい。