しばらくブログをお休みしておりました。
実は8日間の日程でポーランドに行ってきました。
その話を少し書かせてください。
自宅をホストファミリーに登録して2年になります。
初めての迎えた留学生はポーランドから来てくれた可愛らしい女子高校生でした。
その子がハタチの誕生日を迎え、その日に合わせて彼女を訪ねたのです。
海外留学生を預かると決めた時から、来てくれた留学生の母国を訪ね、再会するのが夢でした。
夢がかなったわけですが、それは想像を超えた、とても素晴らしい旅でした。
11時間以上の飛行を経て、ワルシャワに着くと、翌日には大学のクラスを終えた彼女が私たちをホテルまで迎えに来てくれました。変わらない笑顔で「すごい!すごい!」と飛び跳ねて喜んでくれました。ワルシャワで会えるなんてホントにすごい!
その後、大学で知り合ったボーイフレンドを紹介してくれました。彼も勉強中の日本語で一生懸命話してくれました。さらに翌日、彼らは私たちに電車のチケットを用意してくれ、クラクフという街に案内してくれたのです。車中で楽しそうに話す2人を見ていると、なんとも微笑ましく、幸せな気分でした。彼女を笑顔にしてくれた彼に感謝する気持ちを覚えました。こんなの初めてです。
最終日には自宅に招かれ、ご両親と彼女の幼なじみとともに手作りのポーランド料理を楽しみました。ご両親も昨年来日され、既にお会いしているので、久しぶりの再会になります。ご両親はとても素晴らしい方で、彼女が多くの友達に愛される理由がわかります。両親は小さいころから娘の成長を映像で記録し、映画のようにまとめ、それを私たちに見せてくれました。美しい彼女は子供のころからテレビCMに出演していました。でもそれもそのはずで、お母さんはポーランドでも有名な女優なのです。料理をテーブルに並べ終わると、「ごめんなさい、舞台があるの。ゆっくりしてください。」と自宅を出て行きました。
そして日本が大地震で被災したこと、今も原子力発電所が不安定であることも、皆が知っていて心配してくれました。
ワルシャワは第2次大戦の局地戦で、多くの人々の命と共に、歴史的建造物のほとんど全てを失いました。博物館では焼け野原となった市街地が記録されていました。しかし、彼らはその歴史的建物を再建し復興したのです。建物の形や色、ヒビまでも再生したと言われています。日本も戦争から立ち上がった国です。共通する思いと共に、震災から復興へ向けて、出来る限りのことを頑張ろうと思いました。
とても素晴らし旅になりました。
ポーランドのハタチになった愛する留学生に感謝しています。
ワルシャワの地下鉄や博物館の前で何度も待ち合わせしました。
そのたびに笑顔で手を振ってくれました。
ありうがとう。