いつもの三つ目通りに入ると、前を走るママチャリに気がついた。
しばらく走ると異変に気がついた。
「速い・・・。」
こちらのサイコンは30km/hを表示している。
それでも、差が縮まらない。
さらに加速して、ようやく追い越すが、今度は信号につかまった。
ほどなくして、そのママチャリが追いついて、歩道で止まった。
そして、こちらをジッとガン見してくるのだった。
乗っていたのは中年男性だった。ママではない。
そして信号が青に変わると、彼は向き直ってスタートし、再びレッドドルフィン号の前に出た。
そして、今度はさらに速かった。30km/hを越えている。
なのにケイデンスは、こちらの半分以下、見た目では40rpmも回っていないはずだ。
ということは、あのママチャリのスケプロには、小さなギアを着けていて、あの男はコブラのような、ものすごい脚をしているに違いない!恐るべし!悠々と走っている。
しかしこのまま引き下がるわけにはいかない。
ヤツは(ついにヤツ呼ばわり)上半身がほとんど直立なので、空気抵抗が大きいなはずだ。後ろについて、疲れたころにカウンターアタックだ。大きな背中が、風避けにはうってつけだ。
と考えたのもつかの間、前方の信号が黄色に変わると、再びママチャリが加速した。
「・・・チギられた(泣)」
なんだったんだ。あいつは。
もしかしてこれかも?
http://www.yamaha-motor.jp/pas/index.html |
2 件のコメント:
ママチャリにも侮れないのがいますよ。
良く見たら、デュラフルセットのママチャリだったらどうしますw
kamo_negiさん
デュラフルセットのママチャリに遭遇してみたいですね。やはりカウンターアタックします。
(勝てそうもないけど)
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