2011年7月16日土曜日

命輝く、夏。行き交う命。

多くの生物は、夏に活動が盛んになる。
間もなく蝉が鳴き始めることだろう。
日付が変わる時刻に公園を歩くと、地中から這い出してくる姿を見かける。
光のない世界から、一変光あふれる夏の空を飛ぶため、身体を変化させて羽をまとう。

甲子園では高校野球が始まる。
文字通りの全力投球。
スタンドで友を応援する若者たち。
これまでの努力と鍛錬を精一杯ぶつける。

夏は様々な命が行き交う。
今週、東京ではお盆を迎えた家庭が多い。
13日の夕方、玄関先で迎え火を焚いている家族を、何組か見かけた。
先祖の霊を迎え入れるため、彼らが迷わないようにと気遣う。

夏は20世紀の戦争で命を落とした人を振り返る時期でもある。
原子爆弾が投下された日、終戦の日。
平和利用とされていた、原子力発電も見直されようとしている。
命を輝かせて、今日を築いてきた日本人の祖先。
「日本はよくなっていますか?」

まだ暑い9月1日に発生した関東大震災。
多くの命が失われながらも、この「新大橋」がたくさんの命を救った事を知った。
人々は「人助け橋」と呼んだそうだ。
橋の下には「屋形船」が行き交う。

水に映えるイルミネーションが美しい。


お盆でお帰りになっている先祖の皆様。
本当に日本は良くなっているのでしょうか?
(早朝に思う)

0 件のコメント: