「夏の近づく八十八夜」
新茶が販売された時期、日が伸びたと感じる。
いつもの帰り道だが、明るいうちに新大橋を渡る。
隅田川の夏の夜を彩る屋形船が橋の下を過ぎてゆく。
ついついゆっくりとクランクを回す。
ジテツウを初めて1年が経った。
レッドドルフィン号と名付けた、このクロスバイクに乗って1年が過ぎた、とも言える。
最初は自転車で通勤すること、それが運動になればいいと思って始めた。
実業団ヨットレースにも対応できる体力を維持したかったからだ。
それが・・・
ホイールとタイヤ交換、
さらにビンディングペダルを導入し、
ハンドルをブルホーンへ変更、
クランクは105へ換えた。
荒サイでは、40キロキープを目指し、ケイデンスを意識するようになった。
そしてサーキットを走り、自分のレベルを知った。
これは、明らかに「ヘンタイ」になろうとしている。
あのサーキットに早朝から集まってきていた「自転車バカ」の1人になろうとしている。
6月には、峠に挑戦する。
自転車で山に登るなんて「ヘンタイ」のやることだ。
そんなの苦しいにきまってる。
脚は疲れ果て、顔は苦痛にゆがみ、汗がしたたり落ちるだろう。
でも、それでいて喜んでいるのか?
更なる「ヘンタイ」の道具と服をを求めて、お金をつぎ込もうとしている自分がいる。
赤イルカよ!
君はいったいどこへ向かうのだ?
「ヘンタイ」になった今、スピードを追求するスプリンターを目指すのか?
それとも海を忘れ、山に登るクライマーとなるのか?
レッドドルフィン号で山に登ると、その答えがでるのだろうか?
初夏の夕暮れ、「ヘンタイ」には変態なりの悩みがあることを知った2年目のスタートであった。
4 件のコメント:
周りは次は萩原さんがロードねって感じですけど、自分のペースで楽しんでいきましょう(^0^)
クロスでも十分走れる事が昨日の江の島でわかりました。
ヤビツでどこまで通用するのかわかってからロードを楽しもうと思ってます。
タツヤさん
コメントありがとうございます。私はまだまだロード購入できそうもありません。しばらくは少しずつパーツ交換しながら、その変化を楽しみたいと思ってます。
レッドドルフィン号をオール105とかにしちゃって、ロードをフレーム買いする感じで、レッドドルフィン号をレッドドルフィンⅡ世にしちゃいましょう!
たぶん、コンポの入れ替えとポジションで、そんなに俺の家鴨号とは変わらないと思うのだけど・・・
kamo_negiさん
105作戦!なんと魅力的なのでしょう。でもお金も多くかかりそうですね。自転車って、どんどん貧乏になるスポーツなんですね。トホホ。
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